小中学校の教員の隔たりをなくし、義務教育9年間という枠組みで一貫した指導を行う、いわゆる「小中一貫教育」について、横浜市が2012年度より全491校で実施することを決定した。小中一貫教育は品川区がすでに導入済みで、また八王子市や広島県呉市、栃木県宇都宮市、京都府宇治市なども予定しているが、横浜市の491校は全国でも最大規模という。

 中学校へ進学した学力の低い生徒を小学校の教員が引き続き指導したり、また逆に、中学校の英語の教員が小学校の授業で指導するといった仕組みを作ることで、中学校に進学した際の環境の変化(人間関係、学習内容、生活)について行けず、不登校になる「中1ギャップ」を解消する狙いがあるが、一方で「教員の負担が増える」、「一貫になれば固定化されてしまい、生徒の再スタートが困難になる」と懸念の声も出ているという。

 横浜市は07年度からモデル校で小中一貫教育を試行しており、来年度には新たに1、2校新設することも検討しているという。

>転校や進学といった子ども社会の環境の変化は人生の中でもかなり重大なイベントであることは確か。だからといって「環境の変化による不安はない方がいい」とまではいえないなあ。
【参考】
小中一貫教育、横浜市が全491校で導入…12年度から(YOMIURI ONLINE)
少人数学級導入は「中1ギャップ」を解消する?(Yahoo!意識調査)
「小中一貫」と「6・3制」どちらを希望?」(Yahoo!意識調査)