著作権者が判明出来ない図書のインターネット公開を進める国立国会図書館関西館が、著作権者不明の約12万冊のネット公開を認める裁定申請を文化庁に行ったことが29日わかった。同館では、インターネットで図書や資料を自由に閲覧できるようにする「電子図書館」構想を発表しており、その一環として、3年前から著作権が切れた書籍の追跡調査を行っていた。しかし、無名の著作者や挿絵作家、装丁者らの没年・権利継承の確認は難しく、様々な経路から調査を行い、またHPで連絡を募るなどしたが、未だに12万冊の書籍の著作権が存在するかわからなかったという。著作権法では、「相当な努力を払っても著作権者との連絡がつかない場合には、文化庁の裁定を受けることで公開出来る」と規定されており、同館はこの12万冊について、同庁に裁定を求めた。これら著作権者不明の書籍は大正以前の書籍が主だそうだが、同館によると大正以降の蔵書も公開予定とのことで、これら多くの蔵書がインターネットで閲覧できるようになれば、さらに多くの図書館での電子図書館化に拍車を掛けることとなりそうだ。

参考:読売新聞

◆青空文庫
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