米紙がHRの出ない松井を批判し始めたそうだ。ニューズディ・NYタイムズ紙などで「グラウンドボール(ゴロ)・キング」などと題され批判的に取り上げられている。現在松井はグラウンドボールが97とイチローなども抜いてトップで、「さびついた門のような松井のパワー不足のスイング」と批判されている。

>どうして松井にHRが出ないのか、偏った知識で考えました。

【不振理由1.パワーがない。】

「ゴロ=パワーがない」よくわからんです。ボールを遠くへ飛ばすには、出来るだけボールに強い衝撃を与えることが必要で、そのためには出来るだけバットに加速をつける必要があり、そのために力が必要なのはわかります。だからといって「ゴロ=衝撃力が小さい」わけではないです。早いゴロ打球もありますし。重要なのは「ボールがバットに当たる部分(ボールとバットの接点)」と「ボールが当たった時のバットの位置」で、これにより打球の角度がきまり、風向きなども関係して35〜45°の角度で上がるとよく飛ぶと思ってます(ある研究結果では、ボールの中心から約7mm下の部分をバットの真芯で打つと打球と地面との角度が35度になり、最もHRになりやすいと言われていますが、風向きやボールの高さ等によって変わるでしょう)。松井は、バットの真芯でボールを当てる事が得意なタイプと見ており、さらにやや早めにスイングするタイプなので、ボールが低めの場合、アッパー気味になり打球角度が上がりライナー制でHRになることが多く、高めの場合は普段よりも遅く振らないと角度が下がってしまうので、ライナー制のヒットが多く、HRになりにくいと見てます。なので、少なくともボールに当たったときの衝撃音や打球のスピード等見ればわかるとおり、日本球界で最上級の体力を誇る松井にパワーがないというのは考えられません。

【不振理由2.ボールが重く、飛びにくい。】

プロ野球で使われるボールの規格は「公認野球規則」で5オンスないし5オンス1/4(141.7グラム〜148.8グラム)、周囲は9インチないし9インチ1/4(22.9センチ〜23.5センチ)と決まっており、大リーグでもこの規則に則って作られているので、特に違いはないそうです。しかし、日本のプロ野球では「ボールの反発度テスト」というのをやっており、この基準に合格したボールのみが使用されるため、ボールの重さ、反発度は一定しているのですが、米国の場合はこのテストが行われず、ボールによって重さや反発度がまちまちなのだそうです。さらに、スポーツコメンテーターの二宮清純氏によると、「アメリカ製のボールは日本製に比べ約7グラム重く、縫い目も高い。空気抵抗を受けるため、打球は総じて飛ばなくなる」そうで、ボールによる原因は多少なりともあるようですが、しかし、いくら重さや空気抵抗が違うと言っても慣れの問題、松井であればソフトボールでもフェンスへ持っていくパワーはあると思うので、これも考えられないと見てます。

【不振理由3.松井はスロースターターだ】

私もこれが原因と思ってます。バッターには大きく分けて「ストライクゾーンに来た球を全部打つ」『事が多い』天才型と、「配球を読んで打つ球を絞る」『事が多い』努力型の2種類あります。天才型だと中日の福留なんかが浮かびます。また、イチローも天才型だと思いますが、最近はカウントやシチュエーションによって絞ることも多いように感じるようになりました。一方の努力型は巨人の元木やあと松井です。松井は、持ち前の体力はプロ球界でも最上級ですが、打席に立つと立ち位置や配球を読みじっくりと好きなボールを選んで打つ事が多く見受けられます。まれに絶好調な時が来たときは勢いで初球から打つこともありますが基本的には読むタイプと見ています。松井は凄まじいパワーと、ボールをバットに当てるバッティングセンスこそ持っていますが、HRを打つセンス(どんな球でもボールを高く飛ばすセンス)は持ってなく、今の松井の場合、対戦するピッチャーはほとんど初めての選手ばかり、そのほとんどが純粋なストレートを投げず、どのような回転や軌道をするボールを投げてくるのかわからず、来た球をその場しのぎ的にほとんどセンスだけ、本来体全体で打つ事を上半身の力だけで振っているため、ゴロやライナーは打てるが打球を上げるのは困難といった感じがします。もっと慣れていけばもうちょっと見て待ってスイングできるようになり、バットが体に巻き付いて遅く出てくる俗に言うレートバッティングができると思うのですが、まだまだそれができるまでは時間がかかるというのが私の考えです。まあでも中途半端なフライを上げて無意味なアウトを作るよりもゴロで内野安打を狙った方がまだ希望があるよね。以上戯言。