東京の新宿と渋谷で昨年12月、切断された男性の遺体が相次ぎ見つかった事件で、警視庁は10日、この男性が東京都渋谷区に住む、外資系証券会社員(30)であることをつきとめ、同日会社員男性の妻、三橋歌織(かおり)容疑者(32)を死体遺棄容疑で逮捕した。

これまでの調べによると、三橋容疑者は2006年12月12日、酒に酔って寝室で寝ていた祐輔さんの頭をワインボトルで殴り、殺害。14日に渋谷区内の大手雑貨店でノコギリやゴミ袋を購入し、夫の体を部屋でバラバラに切断した疑い。殺害の理由について、三橋容疑者は「結婚後、色々な事で言い争うようになり、暴力を受けた。自分がしてきたことを認めてくれず、殺意を抱いた」と供述。

三橋容疑者は「(遺体が)想像以上に重く、自分の力では動かすことが難しかった。遺体を一刻も早く、自分の目の前から取り去ってしまいたかった」と祐輔さんの頭部をバッグに入れて電車で移動し、東京・町田市の公園まで運んで埋めた。さらに胴体の部分を旅行カバンに入れてタクシーで新宿まで運び、新宿区西新宿七の路上に遺棄。下半身は台車に乗せ、渋谷区神山町の民家敷地内に大胆に捨てた。見つかっていない手首については、「生ゴミと一緒に捨てた」と供述しているという。

(17:52追記)警視庁新宿署の調べによると、殺害された夫が三橋容疑者との離婚問題を周囲に相談していたことがわかった。三橋容疑者「結婚の半年後には口論をするようになった」と供述しており、それぞれ別の交際相手がいたという。同署は夫婦関係が悪化する中で夫に暴力を振るわれ、殺意を抱いたとみて調べを続けている。

また夫殺害後、三橋容疑者が友人と電話でやりとりした会話がテレビ報道で報じられ、「うわあ、たいへ〜ん。どうしよ〜。こわーい。ほんと、なんか事件って感じになってきた」などと話していたこともわかった。
【参考】
死体遺棄容疑の妻、夫を装いメール 殺害の約1カ月後(asahi.com)
歌織容疑者「容疑者!?うそ〜最悪」(nikkansports.com)
事件直前、夫が離婚を相談 背景に夫婦間のもつれか (くまにちコム)
バラバラ遺体 妻逮捕 町田で頭部、30歳会社員(東京新聞)
バラバラ遺体事件 『目の前から消したくて』(東京新聞)
逮捕の妻「一刻も早く取り去りたかった」
(TBS)